デザイナーズマンション考

分譲のデザイナーズマンションに住むには、物件がオシャレであればあるほど暮らしやすさを犠牲にしなければならない面があり思い切りが必要です。

例えば、デザイナーズマンションで意匠的によく採用されるコンクリートの打ちっぱなしは見た目にはいいのですが、夏は暑く、冬は寒いとかぶつかった時の固さとか気になるところです。ガラス張りの浴室等も来客などの場合に困ることも予想され、螺旋階段は子供や高齢者には危険な面があります。。

これらのことでデザイナーズマンションが駄目だというのではなく、住む人やライフスタイルによっては、暮らしやすさといった意味で少々難があるという話です。

特に分譲となると、デザイナーズマンションに長い期間住むことを考慮しなければなりません。

結婚や出産で家族構成が変化するでしょうし、自分自身の加齢による体力、体調の変化も加味し十年後、二十年後もこのデザイナーズマンションで大丈夫か？ということを考える必要があります。

このようなことを踏まえても、分譲のデザイナーズマンションで大丈夫というのなら、購入を考えてもいいでしょう。

一時期に比べてデザイナーズマンションの価格が落ち着いてきた今、チャンスかもしれません。。

最近では中古マンションをリノベーションしてデザイナーズ物件に再生するのも流行しています。新築のデザイナーズマンションよりも安く手に入ることは大きなメリットなので選択肢の一つとして頭に入れておくといいでしょう。

賃貸のデザイナーズマンションというのが年々増えています。

もともとデザイナーズマンションはファミリーより子供や両親がいない単身者向けでしたから、賃貸物件の増加もうなずけます。

オシャレな部屋でオシャレに暮らすというのは、子供や両親がいてはなかなか難しいでしょう。

賃貸のデザイナーズマンションは仕事場に使う人も多くクリエイターにとっては、オシャレなデザイナーズマンションが創作意欲を刺激してくれるのかもしれません。

賃貸のデザイナーズマンションは、家賃が高いというイメージですが、ひところほどの高値ではなくなり、手頃な家賃でデザイナーズマンションライフを送るなら今がチャンスといえるでしょう。

住みやすさよりもオシャレさを優先しているデザイナーズマンションは、ソフト面で充実していることが多いようです。

例えばペット同居可というより、ペット専用のドアやキャットウォークを設けペットと暮らすことを前提としたデザイナーズマンション等もあります。